はじめに
TuneCore Japanのビートメイカーにフォーカスした動画コンテンツシリーズ「ITERATE」(読み:イテレイト)。本シリーズは、第一線で活躍するビートメイカーの制作技術とその哲学に光を当て、人気曲が出来上がるまでのプロセスや制作秘話も含め、次世代の音楽クリエイターへ実践的な学びを提供するプレミアムコンテンツです。
Neetz、DJ KANJI、krynX、LEEYVNG (Jinmenusagi)、ViryKnotに続き、第9回にはIt-Works、ISLND、Gqsh Has Friendsなどのラッパーにビートを提供する、関西出身、現在は東京を拠点に活動するプロデューサーDannie Ramsdenが登場。本記事では、彼のビートメイカーとしてのマインドセットと、「It-Works / Swimmin'」の楽曲制作に使用したDAWとソフトウェアをダイジェストでお届けします。作曲、DTMを学びたい方は必見です。
作り方:その人のこと知ってから制作したい
独自のスタイルでIt-WorksやISLNDなどとタッグを組んできたDannie Ramsden。他のアーティストとの楽曲の「作り方」について尋ねると、「イエスマンにならない」という彼ならではの実直なスタンスが語られた。
Dannie Ramsden - It-Works、ISLND、Gqsh Has Friendsと基本的に一緒に制作するんですけど、やっぱり楽なのは僕がイエスマンじゃないんで、ここちょっと嫌やな、とかやり直しとか本音を言える人とじゃないとやりたくないですね。なので誰かとセッションする時もセッションする前に喫茶店とか飯食うとかして一旦その人のこと知ってから制作したいっていうのがあります。そうじゃないといい雰囲気で作れないんじゃないかなと思います。

広げ方:俺は運良く出会えたってだけ
活動の幅を広げるための繋がりは、どのように作ってきたのか。「広げ方」について尋ねると、自身の出会いを「運が良かった」と謙遜しつつも、自ら足を動かすことの重要性を説くシンプルな回答だった。
Dannie Ramsden - イベントとか行ったり、それはもう自分から動いて、(ラッパーが)いそうな場所に行くしかないんじゃないですかね。オンラインでも全然成立すると思うんで、それでも全然ありやと思うし。俺は運良く出会えたってだけやったんで、自分から動いて色んな場所に行けば、結構出会いはあると思います。
続け方:進化し続けてたら辞めようとはならない
音楽を作るモチベーションをどう保つのか。「続け方」についての質問には、常により良いものを作り続けようとする彼の純粋でひたむきな向上心が垣間見えた。
Dannie Ramsden - 僕は正直音楽以外であんまやる気が出ないんで、音楽以外ないなって思ってやってるから辞める選択肢がないっていう方に近いんですけど。でも常に進化して、自分の中だけでいいんで進化し続けてたら辞めようとはあんまならへんかなって感じですかね。やり続けたら絶対ヤバいのできるようになると思うんで、僕ももっとヤバいの作りたいとめっちゃ思います。
使用DAW
・Logic Pro
Dannie Ramsden - 元々GarageBandで遊んでたりしてたんで、Mac買ってそのままアップグレード版がいいなってなってLogic Proにしたっていう感じですね。
楽曲制作で使用した主なソフトウェア
Dannie Ramsdenが「It-Works / Swimmin'」のビート制作で使用したプラグインを一部紹介。
・RC-20 Retro Color / XLN Audio
Dannie Ramsden - 基本的にプリセット変えて使う人が多いと思うんですけど、俺はただリバーブとして使ってることが多いです。よく聞こえたらいいかなって感覚で(つまみを)上げたりしてますね。
・HalfTime / Cableguys
・Purity / Sonic Cat
・Diablo Lite / Cymatics
About Dannie Ramsden
関西出身、現在は東京を拠点に活動するプロデューサー。ミニマルかつ浮遊感のあるユニークなスタイルを確立し、これまでIt-Works、ISLND、Gqsh Has Friendsのプロダクションをメインに活動してきた。またIt-WorksやISLNDと共に、BawoやNamaniといったUKのラッパーとのコラボも果たしている。
About ITERATE

日本のビートメイカーが自身の楽曲を解説するTuneCore Japanによる動画シリーズ。「ITERATE」は”繰り返す”ことを意味し、ビートの核である「ループ」と、クリエイターが「日々繰り返し制作を続けることで成長する」ことを掛けている。動画はビートメイカーが自身のビートの解説を行う<解説パート>と、ビートメイカーの私生活やマインドを知ることができる<インタビューパート>の2部構成となっている。





