はじめに
TuneCore Japanは、この度ビートメイカーにフォーカスした新たな動画コンテンツシリーズ「ITERATE」(読み:イテレイト)をローンチしました。本シリーズは、第一線で活躍するビートメイカーの制作技術とその哲学に光を当て、人気曲が出来上がるまでのプロセスや制作秘話も含め、次世代の音楽クリエイターへ実践的な学びを提供するプレミアムコンテンツです。
第4、5回ではヒット曲を量産しSNSでも頻繁に話題になっている今日本で最も勢いのある2005年生まれの若手ビートメイカーのkrynXが登場。本記事では、彼ビートメイカーとしてののマインドセットと、楽曲制作で使用したソフトウェアをダイジェストでお届けします。
乗り越え方:“俺のビートかっけえだろ”って言えるぐらい作り続ける
圧倒的なビートのクオリティとユーモアセンスでSNSを沸かせ、連日多くのリスナーからコメントが寄せられるビートメイカー・krynX。若干20歳で数々のバイラルヒットを飛ばし順風満帆に見える彼だが、過去にはそのSNSが影響で「ビートが作れない」という挫折を味わった時期もあったという。
krynX - 有名になるとSNSで“ダサい”と言われることも増えてきて、それで一時期ビートの作り方忘れちゃって、何やったらいいのか分からなくなって詰まっちゃった時はありますね。でもとにかく毎日作って、“何がダサいんだよ、俺のビートかっけえだろ”って言えるぐらいになろうと思って作ってます。
成功の仕方:絶対アーティストはDMを見てる
これまでにShowy、MIKADO、PETZなどシーンの重要人物に楽曲を提供し、ビート制作の依頼が常に後を絶たないkrynX。ビートメイカーとしてラッパーやリスナーに広く認知されるためのSNSの使い方や自己プロデュース力は、国内でも類を見ない。そんな彼は、「成功するためにはマーケティングが不可欠だ」と語る。
krynX - マーケティングは絶対大事だと思います。俺はやってなかったですけどラッパーにビート送るとか。絶対アーティストはDM見てるんで、送った方がいいです。 最初っから有名なアーティストじゃなくても知り合いとか、少し名前が売れているラッパーとかに送ってみるといいと思います。あとはSNS炎上することじゃないですかね(笑)

続け方:音楽が好きなので辛いことは全くない
思い描くような結果が出ない時期を乗り越え、アーティストに自身のビートが採用されるまで毎日作り続けることは決して簡単なことではない。一晩で少なくとも10曲、多い時には20曲ものビートを量産するというkrynXにモチベーションを保ち、活動を続けていくためのコツを聞いた。
krynX - SNSに上げて他人の意見を聞いてみるのはいいと思います。それが自分に合わないんだったら合わないでいいし、集中力ない人とかそこまで音楽に興味がない人はそもそもここまでビート続けられないと思うので、音楽が好きっていうのが大事なことだと思いますね。 なので辛いことは全くないですね、今が幸せです。
使用DAW
・FL Studio
krynX - 基本FL Studioを使っていて、ずっと家で引きこもってビート作ってます。
楽曲制作で使用した主なソフトウェア
krynX が「MIKADO - ENVY」、「krynX, ShowyRENZO - TEKIPAKI (feat. MIKADO & TOFU)」のビート制作で使用したプラグインを一部紹介。
krynX - Serum、ZENOLOGYは絶対必須ですね。俺のビート真似したかったらここだけ押さえてって感じ。
・Serum / Xfer Records
・ZENOLOGY / Roland
About krynX
2005年生まれ、東京を拠点に活動するビートメイカー。Rageを中心とした多彩なトラップビートを武器に、自身のビートをSNSに投稿したことがきっかけでシーンに名が知れ渡る。これまでにShowy、MIKADO、PETZなどシーンの重要人物に楽曲を提供し、「MIKADO - ENVY」や「MIKADO, HARKA & ENEL - Intro GUNSO WALK」などのバイラルヒットを連発。2025年にはSEKAI NO OWARIのFukaseへビートを提供、更には自身名義でのシングル「krynX, ShowyRENZO - TEKIPAKI ft.MIKADO TOFU」をリリース。2026年には待望の1stアルバムのリリースを控え、日本のヒップホップシーンの次代を担う重要人物の一人として目が離せない存在となっている。
About ITERATE

日本のビートメイカーが自身の楽曲を解説するTuneCore Japanによる動画シリーズ。「ITERATE」は”繰り返す”ことを意味し、ビートの核である「ループ」と、クリエイターが「日々繰り返し制作を続けることで成長する」ことを掛けている。動画はビートメイカーが自身のビートの解説を行う<解説パート>と、ビートメイカーの私生活やマインドを知ることができる<インタビューパート>の2部構成となっている。


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