中西レモン、「夜明け烏の渡るまで」を配信開始
中西レモンの「夜明け烏の渡るまで」が配信開始された。今回デジタル配信された楽曲は、「タント節 (feat. Bloodest Saxophone & エマーソン北村)」「新川古代神 (feat. すずめのティアーズ)」「やっとこせ (feat. すずめのティアーズ)」「かわさき (feat. すずめのティアーズ)」「野球拳 (feat. エマーソン北村)」「稲上げ唄 (feat. すずめのティアーズ)」「黒石よされ (feat. すずめのティアーズ)」「沢内甚句 (feat. エマーソン北村 & すずめのティアーズ)」「山田はんや (feat. エマーソン北村 & すずめのティアーズ)」「豊島の盆踊り唄 (feat. 影山朋子)」「北海盆唄 (feat. すずめのティアーズ)」を含む全11曲となっている。
江州音頭の唄い手、中西レモンのセカンドアルバム『夜明け烏の渡るまで / Till the Ravens Rise at Dawn』が5か月連続シングルリリースを経て、2026年6月12日にDOYASA! Recordsよりリリースされる。前作『ひなのいえづと』が東北民謡を中心とした選曲だったのに対し、今作はよりバラエティに富んだ選曲、そしてアレンジとなっている。前作に引き続き、帯文では町田康が賛辞を寄せる。 百年に一度の偉業。 今、私たちの魂が世界に解き放たれました。 魂、百まで踊り忘れず。止まりません。 町田康
なお「夜明け烏の渡るまで」は、Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、YouTube Music、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス:夜明け烏の渡るまで

1:タント節 (feat. Bloodest Saxophone & エマーソン北村)
中西レモン
2:新川古代神 (feat. すずめのティアーズ)
中西レモン
3:やっとこせ (feat. すずめのティアーズ)
中西レモン
4:かわさき (feat. すずめのティアーズ)
中西レモン
5:野球拳 (feat. エマーソン北村)
中西レモン
6:稲上げ唄 (feat. すずめのティアーズ)
中西レモン
7:黒石よされ (feat. すずめのティアーズ)
中西レモン
8:沢内甚句 (feat. エマーソン北村 & すずめのティアーズ)
中西レモン
9:山田はんや (feat. エマーソン北村 & すずめのティアーズ)
中西レモン
10:豊島の盆踊り唄 (feat. 影山朋子)
中西レモン
11:北海盆唄 (feat. すずめのティアーズ)
中西レモン
DOYASA! Records
ジャンル:オルタナティブ / ワールド / 演歌/日本伝統
中西レモン

中西レモンのファースト・アルバム『ひなのいえづと』(2022)は、プロデューサー/アレンジャーのあがさと、佐藤みゆきとのデュオ〈すずめのティアーズ〉による『Sparrow’s Arrows Fly so High』(2024)と並び、ポスト・パンデミック期の日本においてローカル/ヴァナキュラーな感性に根ざしたポップ音楽の新たな地平を切り拓いた重要作である。中西の歌う民謡や瞽女唄、座敷唄は、均質化された「民謡」や保存された「民俗芸能」とは異なり、市井の人々の実践の中で培われた歌と芸能の様式的な美しさだけでなく、猥雑さ、したたかさ、残酷さ、滑稽味までも含み込む。その表現は、世界各地の音楽要素を大胆に織り込むあがさの編曲によって、いっそう鮮烈なものとなっている。 中西レモンは、単なる民謡ポップの新星として現れたわけではない。十代から市井の芸能に惹かれ、各地の盆踊りに参与しつつ、美術やダンス作品の制作も行ってきた。さらに、日本および東アジアの周縁的な音楽・芸能を扱うオフノート・レーベルのスタッフとして活動し、くずし字で書かれた近世以降の庶民芸能資料を読む会の案内人も務めている。こうした活動を経て、初代桜川唯丸による江州音頭の通信講座「モノガタリ宇宙の会」に関わったことから、歌手としてのキャリアが本格化する。同講座を母体とした社中は、2010年代以降のオルタナティヴな盆踊りシーンで注目を集め、すずめのティアーズもそこから生まれた。コロナ禍を機に制作された『ひなのいえづと』に続き、『ODORI ONDO』(2023)では江州音頭をヒップホップとモーラムで再解釈し、現代の盆踊りシーンの躍動を鮮やかに提示している。中西レモンは、庶民の祭礼と娯楽の継承を通じて、きわめて現代的でオルタナティヴな表現を切り拓く存在である。
中西レモンの他のリリース:中西レモン
