Tobba Ranks、「Slow Flow part.3 (j.c.d.d mix)」を配信開始
Tobba Ranksの「Slow Flow part.3 (j.c.d.d mix)」が配信開始された。今回デジタル配信された楽曲は、「Slow Flow part.3 (j.c.d.d mix)」を含む全1曲となっている。
『Slow Flow Part3』 例えば、こんな物語を想像する。 新緑。 朝霧。 林立する楡の中を走る砂利道を、少し湿った空気を思いっきり吸いながら歩く。 その瞬間はきっと自由。 遮るものはなくて、思考もクリア。 パジャマ姿の少女は前だけを向いて木立の中を歩くだろう。 この曲を聴いて、まずそんな情景を思い浮かべた。 囀る鳥の鳴き声がミックスされ、シンセが朝露に輝く神秘的な世界を作る。 繰り返されるドラムンベースは足取りを確かにした足音のよう。 幻想的。 そう括ってしまうのが惜しい、と感じたのが曲の中頃、ブルージーなギターが入ったこと。 枯れた音色が朝の情景には似つかわしくなくて、少しだけ物語が動く。 ボーコーダー処理された男性の声色も良かった。 まるで鏡の国のアリスに出てくるチェシャ猫のように、女の子を森の奥深くへと誘うようなイメージが浮かぶ。 Tobba Ranks自身がベース、ギター、と握った この曲にはこれまでの曲とはまた違った不思議な魅力がある。 『Slow Flow』と冠した過去に繋がる曲のシリーズにもそれは出ているだろう。 これまで、どちらかと云えば夜更けや夜明け前、夕映えを連想させる曲の多かった彼のイメージとはやや違うが、Tobba Ranksが持つ独特なメロウさは決して失われてはいない。 以前リリースした「ある1日」をテーマにしたアルバム『I of the Morning』も次々とその表情を変える魅力があったが、今回の『Slow Flow Part3』もた同じように、繰り返し聴くことで表情を変えるかもしれない。 どんな1日が始まるのか。 朝靄の中を進んだ先に何が待っているのか。 そんなことを想像しながら、心を弾ませることにしよう。

1:Slow Flow part.3 (j.c.d.d mix)
Tobba Ranks
Bare Groove
ジャンル:インストゥルメンタル / ヒップホップ/ラップ
Tobba Ranks

King of Mellow. 響く風景、ループする記憶。 宮崎県高千穂町出身、現在は延岡市を拠点に活動するビートメイカー/DJ。 深みのあるグルーヴと洗練された音響設計により、atmosphericな世界観を描き出す。 ヒップホップ、ダブ、アンビエントの要素を取り入れたインストゥルメンタルを中心に、音で情景を描き、記憶の奥に響くサウンドスケープを紡ぎ出す。 代表作『enCity Blues』がiTunesインストゥルメンタルチャート2位、『Slow Dance』が4位にランクイン。 Keyco、Pushim、COMACHIらが参加した能登半島チャリティ楽曲『アヤハワ』への楽曲提供でも注目を集め、同曲は2025年のフジロック・フェスティバルでも披露された。 2024年、自身のレーベル「groovement」を設立。「日常に寄り添う音楽」をテーマに、映像・メディア運営・展示など多面的な表現を展開している。 さらに2025年12月には、新たに「M.B.Collective」を立ち上げる。
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