Swim to、「024」を配信開始
Swim toの「024」が配信開始された。今回デジタル配信された楽曲は、「024」を含む全1曲となっている。
青春時代の美しさと流行の移り変わりは、儚いゆえの価値という点においてよく似ている。ジャン・コクトーが『大胯びらき』(訳:澁澤瀧彦)において「流行は夭折(わかじに)する。さればこそ、流行には、あんなに重い軽さがあるのだ。」と書いたように、青春も流行もいずれは終わりが訪れることを誰もが理解しているからこそ、もう届かない一瞬の輝きを何とか取り戻すべく、表現という形で再生産し続けるのだろう。 Swim toは2020年代のインディーズ・シーンにおける「トレンド」とも言えるドリーム・ポップやシューゲイザーを下敷きとした音を鳴らしているのは間違いないし、甘やかな痛みを伴った青春の輝きに、永遠という名の幻想に心を奪われていることも事実なのだが、あくまでマイペースに、そして誠実な態度で自らが鳴らすべき音楽へと向き合っているようだ。 『024』におけるノスタルジックなメロディの素晴らしさ、轟音の美学、寄り添うようなグルーヴは、バンドとしての可能性を端的に示すものだろう。 前作『Intro』『Wallflower』でも指摘したように、巧みなソングライティング・センスに裏打ちされたポップ・ソングとしての普遍的な魅力が流行の「重い軽さ」に陥らない最もたる理由と言えるのである。 ヘッドホン越しに揺れる月明りの秘密は、多くのリスナーのベッドルームに届くサウンドトラックとして愛されるに違いない。 文責:井上 光一 (音楽ライター)

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Swim to
ジャンル:ポップ / オルタナティブ / ロック
Swim to

2022年東京始動。Hono(Vo)、Moya(Gt/Arranger)、む き ぶ つ ちゃん(Gt)、望(Ba/Cho)、Kodai(Dr) からなるインディー・ポップ・バンド。 現行ドリーム・ポップ、普遍的なポップスを軸にノスタルジックなメロディが奏でられる。
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