デジタル配信世代。異例のスピードで成長するNewspeak(ニュースピーク)

2018/02/28

結成は2017年3月。同年から”SUMMER SONIC 2017″や”マグロック 2017″に出演し、異例の速さで経験を積み上げるNewspeak。MANDO DIAO東京公演のサポートアクトを務める2DAYSにお邪魔してきましたので、当日のライブ写真も含めたインタビューをどうぞ。

——— あけましておめでとうございます!

Newspeak)ハッピーニューイヤー!!!笑

——— 元気!2018年になりました。今現在、最新のNewspeakのコンセプトを教えてください。

Rei)個人的にはフェス映えできたらいいなと。去年はガンガンがむしゃらにやってたんですけど、今年はサーキットイベントやフェスなどでより多くの不特定多数の人に聴いてもらいたいというのがあるので「フェス映えしそうな」という大きなイメージを常に持ってやっていきたいです。

Yohey)去年ありがたいことに、サマーソニックとかマグロックとか、リキッドルームでやったり、今日はクアトロですけど、バンドマンなら憧れるステージに早くも出させてもらって、自分達の曲はこういうステージで映えると思うので、大きなステージにもっとハマる感じでやっていきたいなって思ってます。

——— Newspaekの音楽からは柔らかい生命力というか、湖のようなジワリとした豊かさを感じるのですが、そういった部分は意識的に作り出されているものなのでしょうか?

Rei) ある時期に好きだった音楽を時間を置いて改めて聞くと、ある特定の感情、情景や匂いを思い出す感覚ってあるじゃないですか?あれが好きなんです笑

だから自分の作る音楽でもそれを感じて欲しいし、そのためには曲を書く時に頭の中にある景色をバンドと共有して、アレンジしてレコーディングとして盤に収める時までみんなで守らなければという意識は常にしてます。それが生命力であったり湖のような豊かさという表現に繋がっていて嬉しいです。

——— なるほど。景色の共有をバンド内で大切にしているんですね。

——— 唐突ですが音楽以外に好きで続けていることはありますか?お一人ずつお聞きしたいです。

Yohey)チャリと料理が好き

Rei)僕は旅行ですね。この間もリスボン、リバプール、グラスゴー、マンチェスター、イスラマバード行ってきたんです。

Ryoya)僕はワイン

Yohei)ワインんんん?

一同)笑

Steven)YouTubeのマニアックなところまでいっぱい見る。

——— 過去のインタビューで「色々な生活を送っていく中での共通言語として、僕らの音楽が新しいコミュニケーションのツールになるといいな」とお答えされていましたが(出典:https://spincoaster.com/interview-newspeak実際にそういう体験は増えましたか?

Yohey)コミュニケーションに使ってもらえるっていうのは本当嬉しいですよね。”Newspeak”と聞くとGeorge Orwellの1984をご存知の方は「現存する言葉の意味、概念限定することで思想を統制していく」という風なネガティブなイメージがあるかも知れないんですけど、僕らの場合はNewspeakという言葉に僕らの音楽でポジティブなイメージを新たに追加することで、新しいコミュニケーションツールとして受け取ってもらえると嬉しいかなって。

Rei)僕らの意味するNewspeakは「膨大化した情報の中から余計なものを削ぎ落とすことで思想を解放する」って感じですかね。毎日色んなことあるけど、結局は「楽しい」「悲しい」「嬉しい」とか子供の頃と同じような感情を持ってって生きてるよな、みんな素直になろうぜ。みたいな笑

例えば、Newspeakのライブを通してライブハウスでお客さん同士が仲良くなったりを見ると嬉しいです。年齢もバラバラの人達が僕らの曲で感情を共有してくれてて、実際コミュニケーションのツールになってるんだなって。

こないだリバプールにカラオケしてるパブみたいのがあって覗いてみたらThe KillersのHumanを50歳とか60歳くらいの人たちが大合唱してて。2000年代の音楽を、そのくらいの歳の人たちが皆でウワーっと熱唱してるのとか、凄くいいなって思って。だから日本だとスナックみたいなところでも僕らの曲が流れてそれくらいの年齢の人たちも大合唱してくれてたら凄く嬉しいです笑

まぁでもそれこそ俺らの音楽を聞いてくれる人には俺らのイメージするNewspeakという言葉の意味にさえ縛られずに楽しんでもらえればと思います。

——— Newspeakはデジタル配信に力を入れていると思いますが、結成当初からの方針ですか?またデジタル配信で気を使っている部分などありましたら教えてください。

Rei)デジタル配信は最初から考えていましたね。もう2018年ですし。 多分僕らみたいな音楽は物理的な制限を無くした方が面白いことが出来そう、起こりそうだなと思っていて、デジタル配信することで結局はフィジカルな部分に繋がってくると思っています。

SpotifyやTuneCoreで自分達の音楽が世界のどこから聞かれているのかってのがわかる機能があるんですけど、すごく面白いですよ。英米もそうですが、台湾とかブラジルの人めちゃ聞いてくれてる!笑、とか札幌の人もたくさん聞いてくれてるなとかわかるんです。いつか実際にそういう場所に行って何かやりたいというモチベーションにも繋がります。デジタルで良かったから盤を買ってくれる人もたくさんいますし。

気を使ってることは、コンテンツをコンスタントにファンに届けるっていうことですかね。ネット上のものはリアルのものと比べ移り変わりが速いので。HONNEとかAmPmとか短いスパン(1〜2ヶ月間隔)で作品を発信していて、そういうところは凄く見習わないとなって思います。

Yohey)パッケージが無いぶん、こっちがちゃんと準備を怠らないっていうことですかね。リリース後の流れも意識したり。そもそもデジタル配信に力を入れることで、いい意味で手軽さやスピード感を求めていて。もちろんレコードやCDなんかがやっぱり僕自身も大好きだし、どんな形で音楽と付き合うかは人それぞれだと思うんですが、ただ僕らにとっては媒体にかかわらずより多くの人に聴いてもらうことが一番大事なことなので。

CDやライブ以外でも僕らの音楽を届けられるシステムがしっかりとあることってほんとに恵まれてると思うんです。だからこそなんですが、僕ら自身も受動的にならずに自分から新しい、いい音楽を探すことが大事ですし、その上でその他大勢にならないように、ちゃんと見つけてもらえるようなシンプルな楽曲の良さとか新しさを追求して更新していく努力が一番気をつけるとゆうか、大事なことなのかなと思います。

Rei)だね。俺らみたいなインディペンデントでやってるバンドがそういうツールを使わない手はないよな。

——— アーティスト活動の中でよく使うデジタルツールはありますか?

Yohey)バンドマンて共有するためのツールを使うことが多いですよね。メンバーとの共有にDropbox使ったり。Spotifyのプレイリストで「これいいよね」とか「最近聴いてる曲を」伝えたりするのも便利ですね。

——— 移動中に皆聴いているお気に入りアーティストを1組教えてください。

Rei)BLINK182です

Yohey, Steven, Ryoya)ニッケルバック!アブリルラヴィーン!AmPm!Chai!BRADIO!

Rei)ひとつだってば!BLINK182です。

一同)笑

——— 海外での公演はもちろん考えていると思いますが、今後のNewspeakの目指すところを教えてください。

Rei)場所の制限は全く考えてないのでもちろん海外公演はやりたいですね。ただ自発的に目指すところとしては、国内でまだ行けてないところがたくさんあるので、国内ツアーしたいですね!そこから、海外も考えて行きたいです。デジタル配信で反響のある地域とか。

Yohey)日本で成り立つっていうのはもちろん考えてますけど、自然に海外に行きたいっていうのはあります。狙って準備して行くっていうよりは、日本のバンドも世界に普通に行くよねっていう感じでやって行きたいです。自然に海外に行けるっていうスタンスでいたいです。

Rei)間違いないっすよーへいさん!

Steven)呼ばれてください

一同)笑

Rei)グラストンベリー(イングランド・ピルトン)は絶対出たいな。Lollapalooza(アメリカ合衆国・シカゴ)、レディング&リーズ・フェスティバル(イングランド・レディング)。あとサウンドシティー(イングランド・リヴァプール)。あとはアジアは今ロック熱いみたいなので台湾、バンコク、ジャカルタ、シンガポール、上海とかその辺行ってみたいな

Yohey)コーチェラ(アメリカ合衆国・カリフォルニア)出たい。今日一緒のMANDO DIAOとかもそうですけど音楽で繋がってくっていう意味では、僕らが聴いてる洋楽のアーティストと普通に友達になりたいですね。自然に。

——— 具体的に見えている目標がたくさんあるって頼もしい!今日は本番前の貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

インタビューを終えて

何度もライブにお邪魔していますが、会場の規模感に関わらず「彼ら自身のスケール」を見せてくれるバンドです。前述したように豊かな表現力が、ストレートなメロディセンスに深みを与えています。活動のスピード感とデジタルツールを使うセンスも良く、結成から1年経っていない現在までの結果にも納得。次の音源が楽しみで、またお伝えしたいアーティストです。ー Shunki Baba

写真提供:Hiroya Brian Nakano ( http://hiroyabrian.com/ )
取材日:2018年1月10日 MANDO DIAO 東京公演 サポートアクト @渋谷クラブクアトロ

 

Newspeak(ニュースピーク)

Member(L→R)

Ryoya (ex. go!go!vanillas) Gt.
Rei(The Never Never Club & ex. John Doe Tokyo) Vo/Key
Steven(ex. Kando Bando) Dr.
Yohey (Curtiss) Ba.

2017年3月より始動した4人組ロック・バンド。リバプールより帰国したRei(The Never Never Club & ex. John Doe Tokyo)、Ryoya (ex. go!go!vanillas)、 Yohey (Curtiss)、プロデューサーでもある Steven(ex. Kando Bando)により東京で結成された。同年6月に会場限定盤としてリリースした1st EP「What We Wanted」は発売から4か月で完売、11月には2nd EP「July」をリリース。結成初年度ながらサマーソニック2017、マグロック2017といった大型フェスティバルへ出演のほか、MANDO DIAO東京公演サポートアクトも果たしている。

オフィシャルサイト:http://newspeak.jp/
配信ストア一覧:https://www.tunecore.co.jp/artist/newspeak

 

音源情報

「July」

2017.11.13 発売
¥1,000-(税別) 1,000枚限定盤
[収録曲]
1. July
2. Media
3. Watch Me Blaze
 

ライブ情報

2/23(金) 『Sweet Vibration 2018』 at 新代田FEVER
w/ odol ...and more

2/27(火) 『Metamorphose 227』 at西早稲田BLAH BLAH BLAH ※Acoustic Live
w/ GALLOW (日高央from THE STARBEMS)

3/8(木) 『W.O.O』 at 代官山SPACE ODD
w/ Attractions / HAPPY / Luby Sparks / ravenknee(O.A.)

3/24(土) 『Getting Better Presents Sound Of Youth』 at下北沢CLUB 251
DJ 斎藤雄 / 片平実 / 鹿野淳 / 神啓文 / Anna / Amy
Guest DJ 佐藤栄太郎(indigo la End / MISTAKES)

3/25(日) 『IMAIKE GO NOW 2018』 at 名古屋・今池周辺ライブハウス等9会場
w/ LUCKY TAPES / CICADA / 奇妙礼太郎 / Yasei Collective / odol 他多数

4/8(日) 『Newspeak 1st Anniversary Party』 at 六本木Varit
w/ MISTAKES / UQiYO 

 
4/29(日) 『NAKANO Fresh ROCK FES.』 at 中野区役所前広場 
w/ BiS / 絶叫する60度 / 安頭 / MASS OF THE FERMENTING DREGS 他多数 
 
5/13(日) 『CONNECT歌舞伎町』 at新宿10会場 
w/ 石野卓球 / King Gnu / 羊文学 他多数 
 
5/26(土) 『Shimokitazawa SOUND CRUISING』 at下北沢全域 
w/ナードマグネット / MONO NO AWARE / SUNNY CAR WASH / バレーボウイズ
 

 

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