はじめに
普段時間をかけて制作した楽曲を“音源だけ”登録して終わっていませんか?これから初めて楽曲を配信する方や、配信を始めたばかりのアーティストの皆さんに知っておいてほしいことがあります。それは「歌詞の登録」です。歌詞の登録をしていないと本来得られるはずだった再生数や、新規リスナー獲得のチャンスを取りこぼしている可能性があります。今のストリーミング時代、歌詞は単なる文字情報ではなく、0円でできるプロモーションツールです。チャートを賑わすヒット曲の多くは必ずと言っていいほど歌詞が登録され、多くのユーザーがSNSでシェアしています。
この記事では、歌詞を登録することの重要性と、歌詞を登録することによって生じる再生数の変化について解説をします。少しでも多くの人に曲を聴いてほしいと考えているアーティストの方は必見です。
歌詞があると「最後まで」聴かれる!
まず、楽曲に歌詞を登録するだけで、リスナーが曲を聴き続ける「再生維持率」が向上する傾向にあります。歌詞を見ながら曲を聴くことで、リスナーがアプリ内に滞在する時間が長くなり、楽曲が最後まで聴かれる割合が高まります。つまり、歌詞があることでリスナーの楽曲に対する没入感が高まり、より深く楽曲が理解されるため、結果として何度もリピートして聴いてもらいやすくなるのです。
歌詞による検索ヒット&SNS拡散のチャンス!
また、まだアーティスト名や曲名を知らないリスナーが「あのサビのフレーズ、なんだっけ?」と耳に残った歌詞の一部で検索をすることもあります。現在、Apple MusicやSpotifyなどの主要音楽アプリは「歌詞検索機能」を強化しており、数単語を入力するだけで目当ての楽曲にたどり着けるようになっています。もし歌詞を登録していないと、この検索結果には引っかかりません。歌詞登録は「0円でできる検索(SEO)対策」でもあるのです。
さらに、歌詞があることでファンが共感したフレーズをSNSでシェアしやすくなり、そこから新たなリスナーの獲得へと繋がっていきます。SNSで歌詞をシェアする方法は記事の後半で紹介をしています。
データが証明!歌詞による再生数アップの理由
こうした歌詞による「エンゲージメントの向上」と「SEO対策・SNSのシェア」が組み合わさった結果、楽曲の再生数に差が生まれます。こちらは2025年にTuneCore Japanから配信されたボーカルが入っている楽曲のうち、配信ストアでチャートインしている楽曲の歌詞の登録率を表したグラフになります。

このグラフから分かる通り各配信ストアでチャートインしている楽曲の8割近くが歌詞を登録しており、トップを走るアーティストは歌詞を登録することが基本となっています。
また、下のグラフは2023年~2024年にTuneCore Japanから配信された楽曲のうち、歌詞がある楽曲と歌詞がない楽曲の平均再生数を配信開始から1年間比較したグラフとなっています。

歌詞のない楽曲は再生数に大きな変化はなく横ばいですが、歌詞のある楽曲は配信1ヶ月目の時点で歌詞のない楽曲と比較して再生数が約2倍、2ヶ月目では3倍近くの差が出ています。さらに2ヶ月目以降も歌詞がない楽曲と比べて高い水準の再生数をキープしています。
歌詞を登録しよう!
ここまで歌詞の重要性や歌詞を登録することで再生数が伸びるメカニズムを解説してきました。歌詞の登録手順に関しては下記をご覧ください。
▼歌詞の登録手順
ー歌詞の登録ができるプラン
歌詞の登録はPayPer ReleaseプランとUnlimitedスタンダードプラン以上をご契約の方がご利用可能となります。Unlimitedスタータープランをご利用の方で歌詞を登録されたい場合は、Unlimitedスタンダードプランまたは、Unlimitedプロプランへアップグレードが必要となります。
▼アップグレードはこちらから
https://www.tunecore.co.jp/dashboard/pricing
ー歌詞を登録する際に押さえておきたいポイント
- 歌詞が登録されていない配信中のリリースは後から登録することが可能です。
- 歌詞登録はPCのみご利用いただけます。
- 登録された歌詞はあとから編集することはできませんのでご注意ください。
- 登録後、最短2営業日から順次各音楽配信事業者にて配信されます。行同期は反映まで時間を要する場合がございます。一部配信ストアでは、都合により、リリース日よりも後の歌詞配信になる可能性がございます。
歌詞をシェアしよう!
歌詞の登録が完了したら、積極的に歌詞をSNSでシェアしましょう。アーティスト自身が歌詞をSNSにシェアし、リスナーに共有することもとても大切です。今回はApple MusicやSpotifyの歌詞をInstagramの「ストーリーズ」にシェアする一番手軽な方法をご紹介します。
1. Apple Musicからのシェア手順

- 楽曲を再生し、画面左下にある「歌詞アイコン(吹き出しマーク)」をタップして歌詞を表示します。
- シェアしたい歌詞のフレーズを長押しします(または、画面右上の「…」メニューから「歌詞を共有」をタップ)。
- 歌詞の一覧が表示されるので、シェアしたい行をタップして選択します(※文字数制限があります)。
- 共有先一覧から「Instagram」を選択すると、自動的にInstagramアプリが起動し、「ストーリーズ」の編集画面に切り替わります。
2. Spotifyからのシェア手順

- 楽曲の再生画面を開き、画面を下から上へスワイプして歌詞を全画面表示にします。
- 歌詞画面の右下(または下部)にある「シェア(共有)」ボタンをタップします。
- シェアしたい歌詞のフレーズをタップして選択し(最大5行まで)、右下の「次へ」をタップします。
- 共有オプションから「ストーリーズ」を選択すると、自動的にInstagramアプリへ移行します。


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