インディペンデント アーティストに贈る、ソーシャルのすゝめ

2013/04/12
by Staff

 

  今回は趣向を変えて、株式会社ループス・コミュニケーションズでソーシャルメディアマーケティングディレクターとして、活躍されている矢野さんに『インディペンデント アーティストに贈る、ソーシャルのすゝめ』という内容で寄稿して頂きました。少しでも、皆様の気づきになればと思います!最後にちょっとヨイショしてくれています(笑)

 

PROFILE:   矢野 悠貴(やの ゆうき)

 

エイベックスにてマーケティング、アーティストマネージャーを担当。海外ファンとのコミュニケーションのため、早くからFacebookでアーティストページを立ち上げ、海外のライブ会場からUstream生中継をするなど、新しいメディアでの試みを積極的に実践。今は企業様向けのソーシャルメディア活用支援を行う。

Facebook:https://www.facebook.com/yanochi     Twitter:  http://twitter.com/yallock 


 

アーティストにとって、“メジャーデビュー”という言葉にあった魔法は解けつつあります。

 

メジャーデビューするという、形のあるようなでない一種の“信仰”みたいなものは、アーティストが世の中に出ていく方法がとても限られていたからこそ生まれたものでした。プロダクションに所属し、レコード会社と契約し、そのプロモーション網に乗っかってマスメディアを通じて世の中に露出していくという方法論が、メジャーデビュー信仰を支えていました。

 

今、環境は変わり、これまでの方法論をとらずとも、多くのファンを獲得し、活動するアーティストは出て来ました。Twitter、Facebook、YouTubeをはじめとした様々なソーシャルメディア、そしてTuneCoreを始めとする様々な配信アグリゲートサービスが登場し、マスメディアからの露出の多少に拠らず認知、共感を獲得し、購買へ誘導出来る時代になったのです。アーティストが世の中に出て行くための手段は多様化しています。

 

日々の活動をTwitterでつぶやき、画像はFacebookやPinterest、音源はSound Cloud にLast.fm、映像はYouTubeとUSTREAM、コミュニケーションはFacebook、そしてFacebookに実装可能なコンテンツマネジメントアプリとしてBand PageFanRxFanBridgeなどがあります。時にはクラウドファンディングで活動資金を集める事も出来るかもしれません。そして上記に挙げたサービスの全てが世界に通じています。

 

自分達の情報や作品を自ら発信するためのツールは豊富に揃っています。今アーティストに必要なことは、様々なメディアの特性を知り、どういったコンテンツをどのメディアにUPするのか、といったメディアに対するリテラシーを高め、また、関心を獲得し共感を得るためのストーリーを考える事です。

 

アーティストと、レコード会社の関係性は決定的に変わりました。レコード会社に頼らなくても世の中に出て行けるようになった反面、アーティスト自身が戦略を練り、ツールを活用する必要が出て来ました。そして、フィールドは日本である必要はありません。ソーシャルメディアは世界と繋がっており、自分次第で世界中のファンを獲得出来、世界中から作品を買ってもらえるチャンスさえ広がっています。TuneCoreはまさに、自ら戦略をたて、世界をフィールドに自分達の作品を届けて行くことをサポートしてくれるサービス。このツールを活用するもしないも、アーティスト自身にかかってます。

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