ニュース一覧へ戻る
【スマホ時代の音楽マーケティング】株式会社Donutsが仕掛ける『Tokyo 7th シスターズ』【後編】
2015/08/05
by Takashi Watanabe

【スマホ時代の音楽マーケティング】配信開始から僅か12時間で、iTunes 総合アルバムチャート1位!株式会社Donutsが仕掛ける『Tokyo 7th シスターズ』
激変する音楽業界における、新しいマーケティング手法にスポットライトを当てる本連載『スマホ時代の音楽マーティング』。第2回は、株式会社Donutsさんへのインタビューです。
リアルタイム暴走族バトルゲーム『単車の虎』、月間5億再生を誇る10秒動画コミュニティ『MixChannel』、女性向けハウツーサイト『ハウコレ』などの大ヒットサービスを次々と生み出している株式会社Donuts。
そのDonutsが手がけ、驚異の盛り上がりをみせるスマートフォン向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム『Tokyo 7th シスターズ』(通称:ナナシス)中川尚人プロデューサーにインタビュー。
後編では、今後の『ナナシス』とアーティストのコラボレーションについてお話を伺いました。前編の内容が気になる方はコチラ。
ーー今後『ナナシス』の中でアーティストとの楽曲タイアップや、コラボレーションは予定しているのでしょうか?iTunesでのランキングや実績を見る限り、音楽業界にとっての新しいタイアップのかたちとして、そういったオファーが来ることも十分にあり得ると思うのですが。
多分、積極的にはやらないと思いますね。
我々に限った話だとコンテンツ同士のコラボレーションってものをほとんどやっていなくて。物語や世界観に関わるところに、突然何かを投入することはしないです。物語や世界観に寄り添わないものを投下しても、良いものにならない。だから『改変』のような、タイアップはしないですね。
こんなことを言って眉をひそめられることもたまに有りますが、そのものを否定しているとかそういうことでは一切ないんです。総監督の茂木をはじめ、クリエイティブスタッフは本当にまっすぐにナナシスに向き合って創り続けているので、それをストレートにユーザーさんに伝えられる方を選択しているとでも言うとわかりやすいでしょうか。
ただ、そうは言ってもたくさんの成功事例もありますし、他のプロダクトはうまくいく可能性を秘めています。ちゃんと戦略的に組んでいくことや、お互いが求める関係性を最初から築くことだってできるはずです。だからコンテンツサイドとアーティストサイドが、何を為すのかなのだと思います。
ーーアーティストがその物語や世界観を汲んだうえで、楽曲を書き下ろすって方法論はあり得る?
スタンスとして、一緒に創りたいという関係性になってくれる、そういうクリエイターの方であれば、お互いにとって意味のある取り組みになると思います。
ーーたとえば名もない新人アーティストで『おれナナシス、ほんっとに大好きで!大好きすぎて曲書いちゃったんですよ!聴いてください!』ってデモを持ってきたら、それは可能性はありますか?
そうですね(笑)。その場合、ありえます。それは、新人アーティスト・有名アーティストとかの問題ではなくて。我々のコンテンツを深く理解して頂いていて、想いを共有できて、出来たクリエイティブが素晴らしいものであれば、うまくいく要素を持っていますよね。
ーー今回、参加されているクリエイターの皆さんは、みんな『ナナシス』のファンなんですか?
皆さん、好いてくださっていますね。実際にゲームで遊んでくださっているお話は聞いています。ライブにもご招待いたしましたが、すごく良い表情で楽しんでくださっていたように僕の目には映りました。楽曲を制作していただいた後に、ここまで進んだよ!って言っていただいたりもして、そういうのは素直に嬉しいです。
アーティストの方がコンテンツ自体を好きになってくれているというのが、開発や制作側としては最も嬉しいことの一つです。それに、好きな人や感性の近い人が作ってくれた方が良いものが出来る。出自が近い人というか。
我々のカルチャーとそのアーティストの方がどれだけ近い距離にあって、どれだけ想いを共有できるのか。そこがベースですよね。
ーーでは、最後になりますが、TUNECORE JAPAN を利用いただいたキッカケを教えて下さい。

Googleを駆使して色々なサービスを調べた結果、配信までが『早い』ってところが決め手でした(笑)。楽曲配信を検討していたときの我々にとっては、何よりも『早さ』が重要だったので。
条件面に関してもシンプルなつくりになっていて、少なくとも僕自身にとっては良い選択肢であったと考えています。音楽配信に関してまったく素人な我々でも簡単に配信まで進むことができて助かりました。ありがとうございました!

Tokyo 7th シスターズ
株式会社Donutsが運営する、スマートフォン向けの次世代アイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム。2014年よりサービス提供開始。超有名ボカロP『kz(livetune)』『ヒゲドライバー』らが楽曲提供していることで、音楽業界からも注目を集めている。
記事一覧
-
最終結果発表!サウンドハウスとTuneCore Japanによる楽曲コンテスト『音家ぐらんぷり2025』の激戦を制したアーティストたち
2025/12/11
-
1年間の音楽活動まとめ 『アーティストマイルストーン 2025』実施
2025/12/11
-
#NEXT BUZZ PROJECT vol.1
2025/12/10
-
じゃがレコード × TuneCore Japan じゃがレコードアワード2025 supported by Calbee 開催決定
2025/11/25
-
【結果発表】新人発掘イベント「Singularity Next Vol.7」ステージ出演オーディション
2025/11/19
-
【出演募集】「exPoP!!!!! vol. 179」ステージ出演オーディションがスタート!
2025/11/18
-
TuneCore、全世界の利用アーティストへの還元額が累計7,700億円を突破
2025/11/13
-
配信楽曲が200万曲&クリエイターズYouTubeチャンネル数が3万を突破!
2025/11/05
-
沖縄最大級のリゾート地で行われる『Kanucha Resort Sessions 2026』に出演するアーティストを募集!
2025/10/31
-
大規模ボカロコンテスト 『ぶいこん!supported by TimTam』本格始動 楽曲エントリースタート
2025/10/24
