Tokyo Ambient Collective
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アーティスト情報
Tokyo Ambient Collective
東京をベースに世界で活動する3人のアーティスト、Takahiro Kido, Kenji Azuma, Sami Eluによって始動されたアンビエントミュージックユニット。Anoice, RiLF, Filmsなどのプロジェクトのメンバーであり、世界中の映画やCMの音楽を手がける作曲家、Takahiro Kido。鉄やステンレスで作られ、特殊な周波数でチューニングされたドラムGANK DrumやSteel Tongue Drumを始め、世界中の様々な楽器を使用するパーカッショニスト、Kenji Azuma。そして、廃材、割り箸、ピアノ線を使用して自らが製作した世界にひとつだけの木製弦楽器、Pixiechordの演奏者であるSami Elu。Takahiro KidoとKenji Azumaが偶然、森で出会ったことから始まったこの即興演奏ユニットは、メンバーで固定されていないのが特徴で、不定期に様々なアーティストがセッションに参加している。 2020年、Ricco Label Studioでの即興演奏を収録したファーストアルバム「Healing for Damages」をリリース。それぞれが持ち寄ったガンクドラム、カリンバ、ピクシーコード、シンセサイザー、グロッケンシュピールなどの楽器で浮遊感のある美しいサウンドを作り出している。 2021年には森のほとりにある寺院で収録されたセカンドアルバム「Scattered Light」をリリース。Anoice, RiLF, Filmsなどのプロジェクトのメンバーとして活動する作曲家/ピアニストであるYuki Murataも参加し、ファーストアルバム「Healing for Damages」でも使用されたたガンクドラム、カリンバ、ピクシーコード、シンセサイザーなどの楽器に加え、残響を効かせたエレキギターやロシア製の複音オカリナ「ブラックレイブン」やフランス製のコードチューニングされたチャイム「コシチャイム」などの新しい楽器も使用しており、特にヴィブラフォンはアルバム全編を通じて通じてその美しい音色を聴く事ができる。 2022年にリリースされたサードアルバム「Glow in the Dark Moon」は創設メンバーであるTakahiro KidoとKenji Azumaの2人が中心になり、3日間に分けてレコーディングされた即興演奏をまるごと収録。同じく創設メンバーであるSami Eluとセカンドアルバム「Scattered Light」にも参加したYuki Murataに加え、新たにKeiji Takeda(カウンターテナーとしても活動するヴァイオリニスト)とMaryse Dumas(フルートやシンギングボウルを奏でるカナダ出身のアンビエントミュージシャン)も参加。計6名のアーティストが参加したことで、ガンクドラム、カリンバ、ピクシーコード、シンセサイザーなどの過去作品で使用された楽器はもちろん、ヴァイオリン、フルート、シンギングボウルなどの新しい楽器も追加され、多彩なサウンドを聴くことができる。特に新たに加わったKeiji TakedaとMaryse Dumasの2名のミュージシャンによる歌声もアルバム全体に流れる幻想的なサウンドを特徴づける大きな要素になっている。 2024年にはオルゴール、消音ペダルを使用したアップライトピアノ、古いビンテージシンセサイザーなどを使用したノスタルジックな音色が特徴の4thアルバム「The Gentle Island」をリリース。Takahiro Kido, Kenji Azuma, Yuki Murataに加え、calu(エレクトロニカユニットmatryoshkaのヴォーカリスト)も参加。ほのかなヴォーカルとメンバー自らが台湾で収録した環境音が加わることにより、プロジェクト史上、最も静かで優しい作品に仕上がっている。なお、この作品は4月10日にBandCamp限定で投げ銭でリリースされ、5月8日の一般リリース日までに得た収益の全てが日本赤十字社を通じて2024年台湾東部沖地震救援金として寄付された。