

アーティスト情報
LOVE&PEACE1980年代後半、日本列島を熱狂で包み込んだ“バンドブーム”の只中。その渦の中から、ヴォーカル・小岩孝一、ギター・宮本健司、ベース・平野幸一を中心とする5人編成に、コーラス&ブラス隊を加えた異彩のバンド、LOVE&PEACEは誕生した。華やかなブームの中心を走るバンド群とは異なる立ち位置にありながら、その卓越したソングライティングと圧倒的な表現力で、確実に頂点を目指せるだけの才能とポテンシャルを秘めた存在だった。流行に迎合することなく、自らの音楽を真っ直ぐに追求した彼らのサウンドは、今なお色褪せない輝きを放っている。 しかし、その未来はあまりにも突然断ち切られた。渾身のアルバムを完成させた直後、フロントマンでありバンドの象徴でもあった小岩孝一が病に倒れる。バンドはそのまま活動停止を余儀なくされ、再びステージに立つことはなかった。 結果として、唯一残された作品となったファーストアルバムにしてラストアルバム『LOVE&PEACE』。そこには、短い活動期間の中で燃え上がった彼らの情熱と、時代を超えて響く音楽性が刻み込まれている。聴けば誰もが、LOVE&PEACEというバンドがどれほど大きな可能性を秘め、どれほど熱量に満ちた存在だったのかを感じ取るはずだ。 アルバムのライナーノーツには、彼らの創作に懸けた想いと、その唯一無二の音楽性を象徴する言葉が記されている。ここでは、その言葉をあらためて紹介することで、LOVE&PEACEという伝説的なバンドの軌跡に触れていただきたい。
ー以下、album「LOVE&PEACE」ライナーノーツ本文ー
『彼らのサウンドを最初に聴いたのは、LIVE HOUSEのステージ上だった。強烈なインパクトと個性が瞬間的に襲った。 単に、歌がうまいとか、演奏に魅かれたわけではない。 Vocalの歌う姿勢に魅かれてしまったのだ。体の底から絞り出すようなその歌唱、見る者聴く者を圧倒するような迫力。ややをもすると、こめかみのあたりから血が吹き出してしまうのではないかと思うような、死線ギリギリの戦いのようなモノを感じたのだ。そこには、巷で溢れているBANDブームに乗っかったものとは確実に違う生命の躍動、ほとばしる熱気、魂の叫び、そういうものが総合的にMIXされ、ビンビン伝わってくるのを肌で感じる快感に酔いしれてしまう・・・・・・。激しくビートの効いた曲にしたたり流れ落ちる汗、熱く包み込むようなバラード。見る者聞く者に何かを感じさせる。目で見ることのできない最も大切な何か”をLOVE&PEACEは発する。 歌とは人によっては、人生そのものを歌詞の内容に投影し、共鳴したり、感嘆したりして、ある種の疑似体験をもって楽しめたりできるものである。そんな生活や暮らしの希望、挫折、高揚、喜怒哀楽を歌詞に詰め込み、ある時はせつないバラードに、またある時は、アグレッシプなまでのダンスナンバーをせつせつと歌い踊りまくる LOVE&PEACEに、歌とは何かというものを知らされた気がした。 人間のあったかさ、さびしさ、熱さ、楽しさ、五感をわせる響き・・・・・そういうモノを感じさせてくれる。』(LOVE&PEACEライナーノーツより)
ジャンル:R&B/Soul, ロック
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