surry and nicolas
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アーティスト情報

左利威×弐鼓

和歌山と岡山 決して…気軽に日帰りで遊びに行ける距離では無いと筆者も強く思うのだが そういう甘んじたぬるま湯思考など言語道断とし、密なる会合の元での両者による合作は とうとう水面に浮かび上がり その顔を瞬く間に覗かせる事となる今日(こんにち)。 左利威(SURRY)&弐鼓(NICOLAS) ご存知の通りではあるが、流れ行きの波やSNSを駆使した利益向上には乗ることもなく 互いが好む色や波動、街の中で生きる表現者やsound makerとしての在り方と伸び方を等身大で演じ 興味と探究と道具が燃料となり夜な夜な、もしくは早朝から研磨し続けた独自研究は (時に足を止め休めてみたものの気がつけば色々な事に関して既に暮れていたなんてのも有りますが…そこは敢えて触れず) スマート過ぎず肥大もほどほどな具合で血となり肉へと変わり地に着ける足は骨丸出しに違いない(?) 弐鼓がテーブルの上に用意した食材を(調理の際に使われた器具はMPC2500一台のみ)左利威がペンで小一時間ほど加えれば 懐かしさを兼ね備えた新しきmenuへと姿-変貌 そんなごく単純な二人のインスタント的作業も気付けばEPぐらいの気まぐれなボリュームに。 不器用な彼等らしき、まるで青い春を夢見る夢精前の少年のような恥じらいを隣に置きつつ、これが音楽である以上は他人への耳に侵入させる事を許可しCDなどの媒体へ。 そんなら彼達の今作のタイトルは「飛突目」 目の前の敵に対し飛ぶような勢いでその両目を突き潰す為なのか、あるいはこれが二人にとって初の共働き、第一作目という意味なのか 本人には聞く事も無く聞く気にもならないが 私がここに書くと言う事は多分、皆の気にも止めておいて欲しいのだと思う。 だがこれは陰謀ではない。悪しからず とは言え、お二人には本当に良いモノを作って頂けたと腹の奥底から声に出せます。 また今作には唯一の客演として岡山の雄 FEIDA-WANが参加。 彼のNEW VERSEにも思う存分、その首を上に下にしてもらいたい。 さあ地方の夜の始まりだ。 (Text Banguard 店主)

ジャンル:hiphop
活動エリア:日本
KSC records