

アーティスト情報
佐々木線音monotone、実験的音楽といった多種多様なバンドにおいて、作詞作曲、フロントマンとして活躍してきた佐々木線音(ささき・せんと)がついにバンドという枠組みを離れソロ活動を開始した。佐々木が描く世界観と作品にはいつも「終わった後の世界」がある。誰かが死んだ後。バンドが解散した後。恋が終わった後。人類が去った後。佐々木は、物語から主人公を失った後の世界が、絶望だけじゃないということを伝えていく。廃墟には草が生え、骨は海へ還り、化合物だったものは単量体に戻り、世界は静かに続いていく。佐々木の歌詞には怒りよりも観察がある。「こんな世界はクソだ」と叫ぶのではなく、「こうなってしまった世界を見ている」という距離感。だから聴いている側は説教されることはなく、ただ隣で同じ景色を眺めることになる。聴き終えた後に残るのは、感動よりも静かな余韻なのである。
ジャンル:オルタナティブ, ロック
