Keiichiro Shibuya

音楽家。1973年生まれ。東京芸術大学作曲科卒業。2002年に音楽レーベルATAKを設立、国内外の先鋭的な電子音楽作品をリリースする。代表作に『ATAK000+』、 『ATAK010 filmachine phonics』 、ピアノソロ・アルバム『ATAK015 for maria』など。映画「はじまりの記憶 杉本博司」、ドラマ「TBSドラマ SPEC」 、JR東海のテレビCM「そうだ京都、行こう。」など数多くの映画・ドラマ・CMの音楽も担当。2012年には、初音ミク主演による世界初の映像とコンピュータ音響による人間不在のボーカロイド・オペラ「THE END」を発表。同作品は、その後、パリ、アムステルダムで公演が行われ、世界中から上演要請を受けている。現在は東京とパリを拠点に精力的な活動を展開している。

ALBUM

ATAK101 サクリファイス 渋谷慶一郎 feat. 太田莉菜のジャケット写真

ATAK101 サクリファイス 渋谷慶一郎 feat. 太田莉菜

ATAK017 Sacrifice Soundtrack for Seiji “Fish on Land”のジャケット写真

ATAK017 Sacrifice Soundtrack for Seiji “Fish on Land”

ATAK018 Soundtrack for Memories of Origin Hiroshi Sugimotoのジャケット写真

ATAK018 Soundtrack for Memories of Origin Hiroshi Sugimoto

ATAK019 Soundtrack for Children who won’t die, Shusaku Arakawaのジャケット写真

ATAK019 Soundtrack for Children who won’t die, Shusaku Arakawa

ATAK101 サクリファイス 渋谷慶一郎 feat. 太田莉菜

2018/02/11 - 4 曲

  • 1
    サクリファイス (feat. 太田莉菜)
    Keiichiro Shibuya
    04:22
  • 2
    サクリファイス (ピアノ+ヴォーカル バージョン) [feat. 太田莉菜]
    Keiichiro Shibuya
    06:28
  • 3
    サクリファイス (インストゥルメンタル バージョン) [feat. 太田莉菜]
    Keiichiro Shibuya
    04:23
  • 4
    サクリファイス (ダブミックス バージョン) [feat. 太田莉菜]
    Keiichiro Shibuya
    06:10
  • 試聴について

    ※ 反映までに時間がかかる場合があります。

    ※ JASRAC管理楽曲は試聴できませんので、ストア側で試聴して下さい。

    ※ リングトーンの試聴はPCからではできません。

Available on

レーベル : ATAK

ジャンル : エレクトロニック

Produce, Composition, Arrange, Programming, Piano, Keyboards: Keiichiro Shibuya (ATAK)
Vocal, Voice: Rina Ohta
Lyrics: Naruyoshi Kikuchi, Keiichiro Shibuya(ATAK)
Additional Programming: evala (ATAK, port)

Recording Engineer: Taiji Okuda (studio MSR)
Rec & Mixed: Taiji Okuda at studio MSR
Recorded Tr2: Sudio ATAK Recorded by KORG MR-2000S DSD recorder
Mixed Tr4: Keiichiro Shibuya at Studio ATAK
Edited: Kohei Hatakeyama (prime sound studio form), Keisuke Fujimaki
(studio MSR)

Mastering Engineer: David Hachour
Mastering Studio: Color of Sound, Mastering Studio, Paris

Photographer:Shin Suzuki
Hair and Make-up:Katsuya Kamo
Design:Ryoji Tanaka(Semitransparent Design)
Shooting and Visual Adviser:Kaie Murakami(SIMONE)
Shooting Coordinator:Jun Ishida


伊勢谷友介監督作品・映画「セイジ 陸の魚」のメインテーマをポップにビルドアップ。
プロデュース・作曲は渋谷慶一郎、ヴォーカルに太田莉菜、作詞に菊地成孔を迎えた最新型ポップミュージックが誕生。

表題のシングルカットの他にDSDレコーディングによるピアノ+ヴォーカルバージョン、渋谷自ら手がけた6分を超えるダブミックスバージョンを含む4トラックを収録。

マスタリングはデヴィット・ゲッタ「ナッシング・バット・ザ・ビート」などのマスタリング、ミックスを手がけるフランスのカラー・オブ・サウンドのデヴィット・アシュールが担当。非常に立体的な音像となっています。

PVはPARTYの伊藤直樹と清水幹太が制作、2012年2月初旬の公開を予定しています。
また、CDジャケット、アーティスト写真は鈴木心。ヘアメイクを加茂克也が担当するなど豪華なコラボレーション・プロジェクトとなっています。



作詞:菊地成孔、渋谷慶一郎
作曲、編曲:渋谷慶一郎

だんだん何も感じなくなってゆく心に
どんどん雨はひどくなり記憶も濡れてく

だんだんすこしづつ きみが溺れてゆくのを
ぜんぜん何も出来ずにただ見つめてるだけ

ああ こんなに甘くて
物語みたいな

嘘つきじゃなくても わたしも誰もが
悲しむ権利だけ あるのね

とうとう何も感じなくなってゆく心で
ぜんぜん眠れない夜も ああこれでおしまい

ねえ 天使がいるなら たすけて そんな
歌の歌詞みたいな 心の中
去年のいま頃 思い出が まだ痛い頃 きっと決めたの いつか終わる日まで

だんだん何も感じなくなってゆく心に
どんどん雨はひどくなり記憶も濡れてく

だんだんすこしづつ きみが溺れてゆくのを
ほんとに何も出来ずにただただ見つめてるだけ

ああ なんてうつくしい 復讐なのかな
映画の中みたい 抱き合って溶けてゆく

暑すぎる宇宙で わたしもあなたも
そんなつまらないこと するだけ

さよなら もう 終わり なの


渋谷慶一郎
音楽家。東京芸術大学作曲科卒業。2002年に音楽レーベルATAKを設立、国内外の先鋭的な電子音響作品をCDリリース。代表作に「ATAK000+」、「ATAK010 filmachine phonics」など。
2009年、初のピアノソロ・アルバム『ATAK015 for maria』をリリース。
2010年には『アワーミュージック 相対性理論+渋谷慶一郎』を発表。
以後、TBSドラマ『Spec』、映画「死なない子供 荒川修作」、2012年公開の「セイジ 陸の魚」「はじまりの記憶 杉本博司」など映画、テレビの音楽を立て続けに担当。
また国内外でマルチチャンネルによるサウンドインスタレーションを発表、コンサートも行うなど多彩な活動を展開している。
http://atak.jp

太田莉菜
2001年のモデルデビュー以降、国内外の撮影やショーに多数参加、2006年には
MIU MIUのワールド・キャンペーンに出演し世界の注目を集めた。
2004年、映画「69sixty-nine」(李相日監督)でスクリーンデビューし、2010年に出演したショート・フィルム『J’AI FAIM!』(監督・木之村美穂)は、伊ミラノで行われた短編映画祭『ASVOFF』で最優秀賞を受賞するなど、女優としても活躍中。
http://www.anore.co.jp/artist/actress/rina/

ATAK017 Sacrifice Soundtrack for Seiji “Fish on Land”

2018/02/11 - 23 曲

  • 1
    “Fish on Land” Opening
    Keiichiro Shibuya & Sacrifice Seiji
    02:22
  • 2
    Cycle
    Ametsub
    05:03
  • 3
    Beginning
    evala
    02:00
  • 4
    Chord
    Keiichiro Shibuya & Marihiko Hara
    01:58
  • 5
    Triangulate
    Daito Manabe
    05:01
  • 6
    Recall
    evala
    03:03
  • 7
    Two
    Oval
    03:04
  • 8
    Water
    evala
    01:25
  • 9
    Raveling
    Keiichiro Shibuya
    01:50
  • 10
    Act of Love
    Keiichiro Shibuya
    02:13
  • 11
    Reversing
    Keiichiro Shibuya & evala
    01:25
  • 12
    Problem
    evala
    06:18
  • 13
    8mm
    Marihiko Hara
    03:04
  • 14
    Blue Guitar
    Keiichiro Shibuya & Seiichi Nagai
    02:37
  • 15
    Crash
    Mika Vainio
    01:59
  • 16
    Progress
    Oval
    03:56
  • 17
    Rising
    Ametsub
    03:26
  • 18
    A Fish on Land
    Keiichiro Shibuya
    02:03
  • 19
    Forest
    Keiichiro Shibuya & evala
    03:20
  • 20
    Chant
    Marihiko Hara
    03:36
  • 21
    Conflict
    evala
    03:04
  • 22
    Storm
    Keiichiro Shibuya
    02:02
  • 23
    Sacrifice Piano Solo Version Seiji “Fish on Land” Ending
    Keiichiro Shibuya
    05:19

Available on

レーベル : ATAK

ジャンル : インストゥルメンタル

Produced by Keiichiro Shibuya (ATAK)
Co Production: evala (ATAK, port)
Recording Engineer: Toshihiko Kasai
Mastering Engineer: Mike Marsh
Mastering Studio: The Exchange, London

Photograph:Kensyu Shintsubo forest/field
Design:Ryoji Tanaka(semitransparent Design)

伊勢谷友介監督作品「セイジ 陸の魚」のサウンドトラックを渋谷慶一郎がプロデュース。
かつて存在しなかった全編エレクトロ・アコースティックによる映画音楽が誕生した。

同時にこれは現在のエレクトロニック・ミュージックの最前線による最も優雅で緻密なコンピレーションアルバムとなっている。

同時発売のシングル「サクリファイス」の ピアノソロバージョンも収録。
マスタリングはマッシヴ・アタック「Protecrtion」やビヨーク「Debut」を手がけたザ・エクスチェンジ所属のマイク・マーシュが担当。

ジャケット写真は新津保建秀の2008年制作の作品”forest / field”。
デザインはセミトランスペアレント・デザインの田中良治。

ATAK018 Soundtrack for Memories of Origin Hiroshi Sugimoto

2018/02/11 - 16 曲

  • 1
    Five Elements
    Keiichiro Shibuya
    01:33
  • 2
    Lightning Fields
    Keiichiro Shibuya
    02:37
  • 3
    The Day After
    Keiichiro Shibuya
    02:51
  • 4
    Architecture
    Keiichiro Shibuya
    01:17
  • 5
    Theaters
    Keiichiro Shibuya
    03:33
  • 6
    Timeless
    Keiichiro Shibuya
    03:48
  • 7
    Study
    Keiichiro Shibuya
    01:00
  • 8
    Mathematical Models
    Keiichiro Shibuya
    02:11
  • 9
    Empty Garden
    Keiichiro Shibuya
    03:53
  • 10
    Lightning Fields2 / W.H.F Talbot
    Keiichiro Shibuya
    04:22
  • 11
    Where our life came from?
    Keiichiro Shibuya
    08:15
  • 12
    Life
    Keiichiro Shibuya
    02:32
  • 13
    Appropriate Proportion
    Keiichiro Shibuya
    07:35
  • 14
    Seascapes
    Keiichiro Shibuya
    02:58
  • 15
    Memories of Origin
    Keiichiro Shibuya
    04:07
  • 16
    Limitless
    Keiichiro Shibuya
    04:29

Available on

レーベル : ATAK

ジャンル : インストゥルメンタル

Produce, Composition, Piano: Keiichiro Shibuya
Recording, Mixing, Editing: Keiichiro Shibuya at Studio ATAK

Piano Technician: Megumi Ohmamiuda
Additional Editing: evala (ATAK, port)
Recording Support: Taiji Okuda (Studio MSR)

Mastering: kimken at kimken studio, 2012

Photograph: Hiroshi Sugimoto: Villa Savoye – Le Corbusier, 1998 Design: Ryoji Tanaka (ATAK, Semitransparent Design)
Print: Graph

映画「はじまりの記憶 杉本博司」のサウンドトラック、「ATAK018 Soundtrack for Memories of Origin Hiroshi Sugimoto」はいわゆるサントラの枠を超えて、渋谷慶一郎が作曲・演奏・レコーディングの全てを自らのスタジオで一人で行った、限りなくソロアルバムに近い内容となっています。

ピアノ・ソロからピアノの多重録音、残響のプロセッシングまでを縦横に行き来し、ピアノの可能性を探求した全く新しいピアノ・アルバムがここに誕生しました。

そして、CDジャケットには杉本博司の代表作の一つとも言えるル・コルビジェのサヴォア邸の写真を使用。
セミトランスペアレントデザインの田中良治がデザインしています。

ATAK019 Soundtrack for Children who won’t die, Shusaku Arakawa

2018/02/11 - 17 曲

  • 1
    天命反転のテーマ
    Keiichiro Shibuya
    03:02
  • 2
    ヘレン・ケラーのために
    Keiichiro Shibuya
    04:03
  • 3
    建築する身体
    Keiichiro Shibuya
    03:26
  • 4
    死なないための葬送曲
    Keiichiro Shibuya
    06:35
  • 5
    Keiichiro Shibuya
    01:34
  • 6
    意味のメカニズム (with Madeline Gins)
    Keiichiro Shibuya
    04:36
  • 7
    天命反転のテーマ (Rhodes Piano version)
    Keiichiro Shibuya
    02:29
  • 8
    ミステイク (with Madeline Gins)
    Keiichiro Shibuya
    06:59
  • 9
    アナザーテクスチャー1
    Keiichiro Shibuya
    02:54
  • 10
    アナザーテクスチャー2
    Keiichiro Shibuya
    03:48
  • 11
    ナンバーズ
    Keiichiro Shibuya
    06:06
  • 12
    シャドーボクシング
    Keiichiro Shibuya
    00:57
  • 13
    天命反転のテーマ (Piano Solo version)
    Keiichiro Shibuya
    02:41
  • 14
    drill 4
    Keiichiro Shibuya
    02:13
  • 15
    降り立つ場
    Keiichiro Shibuya
    10:24
  • 16
    バイオスクリーブ・ハウス
    Keiichiro Shibuya
    05:13
  • 17
    死なない子供
    Keiichiro Shibuya
    04:43
  • 試聴について

    ※ 反映までに時間がかかる場合があります。

    ※ JASRAC管理楽曲は試聴できませんので、ストア側で試聴して下さい。

    ※ リングトーンの試聴はPCからではできません。

Available on

レーベル : ATAK

ジャンル : サウンドトラック

All Produced, Composed by Keiichiro Shibuya (ATAK)
Piano, Rhodes, Noise and Computer Programming by Keiichiro Shibuya (ATAK)

Voice by Tr.6, 8 by Madeline Gins
Recorded by Takashi Ikegami (Tokyo University)

Recorded for Piano and Rhodes on Tr.1, 5, 6, 7, 8, 13, 17 by Yoshiyuki Kanamori (Oasis sound design inc.)

Mastered by Kimken (kimken studio)

Art works by Shusaku Arakawa “Bonjour Picasso” 1973
Designed by Ryoji Tanaka (ATAK, Semitransparent Design)
Printed by Graph

©Madeline Gins, courtesy of ABRF, Inc.

芸術家、建築家として「養老天命反転地」など驚異的な作品で世界中に大きな衝撃を与え続けた天才・荒川修作。
彼のドキュメンタリー映画「死なない子供、荒川修作」のサウンドトラックを渋谷慶一郎が手掛けた。
ピアノソロから新境地の電子音楽まで網羅した全17曲、70分を超える濃密な音楽作品と荒川の絵画4作品をジャケットに収録。
前作と同様に、渋谷慶一郎のソロアルバムと言っても過言ではない内容になっている。

ジャケットのアートワークは荒川修作の絵画作品”Bonjour Picasso”を使用。
セミトランスペアレントデザインの田中良治がデザイン。



Tr. 15
降り立つ場 荒川修作+マドリン・ギンズ

世界になにも配置があたえられなければ、世界は形成されない。
配置されつつある当のものはなにか。これについてはだれも答えようがない。配置されつつあるものは、ランディング(降り立つこと)のプロセスのなかにある。配置があたえられるさいには、サイト(場所)を認識するものがふくまれている。場所の認識は、場所に降り立つある様式もしくは方法をつうじて、場所を迎え入れることである。そこに配置を獲得したものがある。それが世界である。制御しうる配置もあれば、ほとんど決定されずに生じる配置もある。ものごとがどのように配置されるのかについての体系的近似は、可能であるにちがいない。

身体は、場所をあたえられる。定点を指定し、選択し、決定し、規定し、考慮を開始するものは、あらゆる場所を組織化(共組織 化)すると言ってよい。
有機体ー人間ー環境は、場所からなり、それじたい場所となるであろう。有機体ー人間、つまり場所をあたえられた身体は、多くの場所からなる一つの場所として生きる。たとえば、あるものの腕や足を、単一の場所(身体)の部分だと 考えてみよう。あるいは腕や足に二つの場所(上付属器官領域と下付属器官領域)を見いだすこともできるし、さらに四つの付属器官(二つの上付属器官領域と二つの下付属器官領域)を、そして二四の付属器官を、さらにはそれ以上の場所(二つの腕は総数10本の指をもち、二つの足は10の爪先をもつ)を見いだすこともできるだろう。
出典:『建築する身体』荒川修作+マドリン・ギンズ/河本英夫 訳 (2004年、春秋社)

ATAK010のジャケット写真

ATAK010

ATAK000+のジャケット写真

ATAK000+

ATAK015 for mariaのジャケット写真

ATAK015 for maria

ATAK010

2017/12/11 - 5 曲

  • 1
    data logi / tm_vertical and diffusion
    Keiichiro Shibuya
    03:00
  • 2
    jet horizontal / variation of aggression
    Keiichiro Shibuya
    03:00
  • 3
    CA_r18
    Keiichiro Shibuya
    03:19
  • 4
    CA_r110/guernica_war piece
    Keiichiro Shibuya
    06:02
  • 5
    logistic white haze_invisible film and machine
    Keiichiro Shibuya
    04:38

Available on

レーベル : ATAK

ジャンル : エレクトロニック

「誰も聴いたことのない音楽を作るんだ」

前作「ATAK000」から約2年、渋谷慶一郎のニューアルバムはCD作品としては世界初の三次元立体音響を実現したヘッドフォンによるリスニング専用の作品となりました。
音が耳の中を縦に移動する、目の前から自分を突き抜ける、後方から包まれるという全く未知の知覚が展開されており、これは通常の5.1 サラウンドが平面の音像移動のみなのに対して縦、斜めといった三次元を文字通り縦横に駆使することによって「音の運動を作曲する」という新境地に達した記念碑的作品です。
お好きな再生環境でベストな音質でお聴き頂けるように製品盤にはCD再生用AIFF44.1khz/16bitの他にAIFF48khz/24bit、MP3各フォーマットに最適のマスタリング処理を施した同作品の各音楽データが収録されている他、ご自分で簡単にインストールしてお楽しみ頂ける3種類の特製スクリーンセーバーが付属しています。



デジタル以後のエレクトロニクス・ミュージックの進化は、今世紀に入ってから、はっきり言えば停滞していた。
その原因と考えられることはひとつではないが、いずれにせよここに遂に、ある明確なブレイクスルーが現れたという事実を、手放しで歓迎したいと思う。
個人的にも、思考を刺激されるような、言葉を駆動するようなサウンドと出会うことが、ついぞなくなってきていたと実感していたのだが、渋谷慶一郎が試みの果てに切り拓いた可能性には、心底、大いに興奮させられている。
フリークエンシー・ミュージックも、デジコースティックスも、テクノ・ミニマリズムも超えた、21世紀初めての、音楽と音響のニュー・コンセプト〈マキシマル・ミュージック〉の登場を、ここに宣言したい。
その担い手は、このディスクに書き込まれている。

佐々木敦

ATAK000+

2017/11/11 - 11 曲

  • 1
    1'11+
    keiichiro shibuya
    01:28
  • 2
    1'51
    keiichiro shibuya
    01:51
  • 3
    5'17
    keiichiro shibuya
    05:19
  • 4
    5'51
    keiichiro shibuya
    05:55
  • 5
    5'18
    keiichiro shibuya
    05:18
  • 6
    4'12
    keiichiro shibuya
    04:16
  • 7
    4'13
    keiichiro shibuya
    04:16
  • 8
    4'37
    keiichiro shibuya
    04:41
  • 9
    5'32
    keiichiro shibuya
    05:37
  • 10
    5'08
    keiichiro shibuya
    05:03
  • 11
    4'33+
    keiichiro shibuya
    04:33
  • 試聴について

    ※ 反映までに時間がかかる場合があります。

    ※ JASRAC管理楽曲は試聴できませんので、ストア側で試聴して下さい。

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Available on

レーベル : ATAK

ジャンル : エレクトロニック

誰が言ったのか?、数学は芸術ではないと。
誰が言ったのか?、計算は創造ではないと。
誰が言ったのか?、物理は神秘ではないと。

誰が言ったのか?、人工性と有機性は逆立するなどと。
世界を司る論理と、世界を造り出す思考との、果てしなき鬩ぎあい。
そこに美は生まれ得ぬなどと、誰が言ったのか?
厳密さと精確さは、計算可能性は、エモーショナルな感動と、けっして矛盾しない。
音は数であり物でもある。
そのことに思い当たった時、新たな旅が始まる。
誰が言ったのか?、それは音楽ではない、などと。

サイン・ウェイヴ・ルネッサンスを経たクリック&カッツ/グリッチ・レボリューションは、電子音楽の歴史を大きくドライヴさせた。
その営みの全てを統べる完璧な作品が、今ここにある。

音の粒子と構造の中で、無限の「音楽」が脈打っている。
このアルバムは、まぎれもない「作曲家」=渋谷慶一郎の最高傑作である。

佐々木敦(HEADZ/FADER)


2年前にATAKを始めたときからソロアルバムのリリースは課題だった。
そのために000は取っておいたしずっと作業も続けていた。途中で捨てたものもたくさんあるし、 2年前の曲もあるしつい最近作った曲もある。ここには僕がATAKを始めてからとその前を繋ぐもの、つまり今の僕の全てが入っている。
1人でも多くの人に聴いて欲しい。なんて思ったのは今回がはじめてです。

渋谷慶一郎 (ATAK)

ATAK015 for maria

2017/09/15 - 14 曲

  • 1
    for maria
    Keiichiro Shibuya
    05:39
  • 2
    BLUE
    Keiichiro Shibuya
    04:28
  • 3
    sky riders
    Keiichiro Shibuya
    04:05
  • 4
    Blue fish
    Keiichiro Shibuya
    06:29
  • 5
    angle passed
    Keiichiro Shibuya
    08:34
  • 6
    painful
    Keiichiro Shibuya
    03:50
  • 7
    open your eyes
    Keiichiro Shibuya
    04:13
  • 8
    Ida
    Keiichiro Shibuya
    02:44
  • 9
    when attitudes become form
    Keiichiro Shibuya
    04:21
  • 10
    one plus two
    Keiichiro Shibuya
    02:44
  • 11
    untitled
    Keiichiro Shibuya
    01:54
  • 12
    wht
    Keiichiro Shibuya
    04:43
  • 13
    erosion
    Keiichiro Shibuya
    05:40
  • 14
    our music
    Keiichiro Shibuya
    04:40
  • 試聴について

    ※ 反映までに時間がかかる場合があります。

    ※ JASRAC管理楽曲は試聴できませんので、ストア側で試聴して下さい。

    ※ リングトーンの試聴はPCからではできません。

Available on

レーベル : ATAK

ジャンル : インストゥルメンタル

渋谷慶一郎、初のピアノ・ソロ・アルバム。全14曲、64分。 渋谷慶一郎は2002年に音楽レーベルATAKを発足させて以来、一貫してテクノロジーと音楽の関係を探求してきた音楽家である。2004年に発表したファースト・アルバム『ATAK000 Keiichiro Shibuya』は「電子音楽の歴史のすべてを統べる完璧な作品」と評され、セカンド・アルバムとなった『ATAK010 filmachine phonics』は音像の縦移動を含む世界初のヘッドフォン専用・三次元立体音響CDとして大きな話題を呼んだ。 実に2年7ヶ月ぶりのフル・アルバムとなる本作が、これまでの作品と大きく異なるのは、自身が作曲、演奏したピアノ・ソロによる完全アコースティックのアルバムとなっていることであり、ここには彼が体験した大きな変化が反映されている。 ここ数年の渋谷の活動の中心はコンピュータ・テクノロジーを駆使した「新しい音楽」の探求を実際に科学者とコラボレーションすることによって追求するということにあり、実際にその活動は世界的な注目を集めてきた。そうした音楽とサイエンス・テクノロジーの掛け合わせによる「現実を超える」“複雑さ”と“豊穣さ”にダイブしてきた渋谷だからこそ取り組むことができたのが、今回のピアノ・ソロ作品だといえる。渋谷がこのアルバムで徹底的にフォーカスしたのが、シンプルな構成だが楽曲としての高い精度を維持しつつも、かつてない音響的な解像度を同時に実現するという2つの異なった層が絡み合った、まったく新しい次元のピアノ・アルバムを作るということだ。 レコーディングはコンサートホールを貸し切り、渋谷がライブなどで愛用するベーゼンドルファーに、メインとアンビエンスにたった2本ずつのマイクを精緻にセッティングし、ピアノの弦の軋みやタッチ・ノイズまでを完璧に収録するDSDレコーディングで行った。DSDは非常に高解像度な録音を可能にするSACD(スーパーオーディオCD)の規格であり、その第一人者であるオノセイゲンによって録られたピアノの音は、DSDデータのまま編集、ミックス、マスタリングされた。つまり写真でいうRAWデータのまま編集、ミックス、マスタリングが行われ最後にCDになったわけだが結果的に、CDで再生されるこのピアノの演奏は、まるでそこで弾いているかのように瑞々しくリアルに響く。 同時に、コンピュータ音楽では触れてこなかったメロディやコードを含んだ楽曲は、驚くほどシンプルで、美しく、さまざまな微細で豊かな感情を喚起させる。この大きな変化は、昨年、公私ともにパートナーであった妻のマリアを亡くすという深く大きい悲しみを、渋谷自身が経験しているからとも言える。「まるでそこで誰かが弾いているように聴こえるCDが作りたい」という欲求もそうした孤独の中で音楽が自分を救うという体験から生まれたもので、これは単なるコンセプトやテクニカルな問題とは別の次元で生まれ、実現されている。そうした様々な経験、プロセスを経て、このアルバムは1年の年月をかけてついに完成した。 その音楽の深度ははかり知れない。 — 思いがけない人に、頭を撫でられたような驚きと、おだやかな解放。 our musicが誰にも優しく回り続けてくれます。 やくしまるえつこ(相対性理論、TUTU HELVETICA、ほか) — for maria によせて。 研ぎすまされたピアノの音色が、複雑な自然現象と遜色なく、あるいはそれを上回った情報量で構築された作品である。そこに立ち上がる立体感と複雑さが、疑いもなくリアリティーを持つことに戦慄を覚える。それはまた今まさに壊れ行く心と、そこからの長い復活への道が、多重に入り組んだ形で進行する。 一段落して外に出ると、目の前の道路がまっすぐミッテのテレビ塔まで伸びている。寒月が空にかかっている。これからクラブに偵察に行くという仲間を残して、そのテレビ塔目指して真夜中に歩いて帰った。マリアは、日本の半額以下で買ったコートのこととか、ミュージアムの前の甘い香りのこと、英会話の練習を真面目にやらなきゃならないこと、を語り、そうした平穏な会話に甲高い靴音が混じっていた。それはベルリンの凍てつく1月の夜なのに、今からすればまるで春の宵のような世界の話だ。 DSDレコーディング、それの通常CDへの変換の編集を徹底的に追求したおかげで、このアルバムには狂気が隠されている。100万分の1秒の時間から立ち上がるピアノの音は、人の認知には処理しきれないと思う。しかし、その処理しきれなさの中にクオリアが生まれる。アルバムの先頭から順に曲を聞いて行くと、正反対の収斂の様子を表しているかのように聴こえる。生と死の影のような。その背後に横たわっている、みてはいけない、気がついてはいけない、ある種の張りつめた空間性や音の複雑さ、質感といったものがある。あたかも目の前で弾いているかのような、研ぎすまされたピアノの演奏によって、そうした経験のなかへと連れて行かれる。そのため、たまたま情動の欠片が紛れ込むと、あっという間に指数関数的に増幅されてしまう。 ベルリン・ライブの打ち上げ後の、鰻の寝床のような細長いカフェで、キラキラ光るワインだかビールを飲みながら、なにが可笑しくてか、笑い転げていたマリア。日本語なのか英語なのかドイツ語なのか分からない言葉が飛び交い、それまで東京でも実はずっとそうだった彼女の、全体の輪郭が2重になるのは、記憶の時間が一つの方向に動いてないから。そうした時間の複数性や揺れの表現が、このアルバムの核心部であると僕は思う。たとえば、angel passed にみられるような。 世界がビットで埋めつくされたセルラオートマトンでできているとしたら、またそうであったとしても、世界には巨大な不可逆性が存在する。いったんそこから出てしまったら決してたどり着くことのないエデンの園。いったん損なわれてしまうと、システムの外にでない限りは、再び戻ることはかなわない、という意味で、それがまさにシステムの外側を可能性として構成し、時には裕福にもしてくれる。世界はつねに意味的に開かれている、といってもいい。 不可逆な時間というものはない。時間は何度も何度も同じところを行きつ戻りつ、多重につなぎ合わされる。立体的な音というものはない。単に球面調和関数の足し合わせに過ぎない。空間性と時間性が人の中に立ち上げるだけだ。あるいは立ち上がった場所を人とか主体とかいうべきなのか。渋谷さんとのフィルマシーンという作品もそうした主体の構成を目指したが、こうしたピアノ曲ほど、その主体を自然な形で強く位置づけ、自然のサウンドスケープとシームレスにつながって、その複雑さを螺旋状に昇降するものは、現状ではこのアルバムのような形でのみ実現可能なのかもしれない。 アートとは新しい経験の生成である。徹底した科学的実践主義を貫きつつ、結実させたこの渋谷さんのアルバムは、渋谷さん自身の、あるいは彼を取り囲む全てのひとにとっての、文字通りの福音の書/アルバムとなっている。2年前の9月にマリアと渋谷さんと3人でサントリーホールに聴きに行った、アンドレイ・タルコフスキーの『進むべき道はない、だが進まねばならない』に寄せた、ルイジ・ノーノの次の一節を渋谷さんに贈りたい。      人間の技術の変化の中で   新たにこれまでと異なる感情   異なる技術、異なる言語を作り出すこと。   それにより人生の別の可能性   別のユートピアを得ること。 池上高志 — 「ATAK015 for maria」、気に入ってずっと聴いてます。 すごい作品、作っちゃいましたね。 「響き」の部分で起きていることと、「タッチ」の部分で起きていることとが、すごく緻密に、ある意味明快にデザインされていて、こんなにピアノという楽器の「かたち」が鮮明に浮かんでくる音楽は、ちょっと聴いたことがないです。 奥に向かっていくパースペクティヴをむやみに広げようとしないことで、前で起きていることが見失われないのかなと思ったりしましたが。 僕が嫌いなタイプのスノッブな「音響派」は、結局、「タッチ」の部分が「響き」の部分を操作するインターフェイスとしてしか捉えられてなくて、だから時間をくぐり抜けてそれをじっと聴いているのが退屈なのですが、渋谷さんの今度のアルバムは、響きの部分が独立して演奏されているかのように、タッチの部分と有機的に関連していながら、時系列の因果関係(タッチ→響き)を感じさせない。 そこのところがどうなっているのか、僕には分からないけれど、時々、鍵盤が押さえられる一瞬前からもう何かが響き始めているような感じがします。 だからこそ、メロディが立つというか。不思議ですね。直前に鳴っている音との相関性のマジックなんだと思うけど。 あと、やっぱり、人間の認知が無理なく着地できるメロディーやリズムのレイヤーが、リニアな時間の流れの中でスムーズに持続できるようにデザインされているところに技を感じました。そこを雑だと現在提示するのは難しいというか、本当にみんな聴かないから。 何て言うのか、マリアさんの存在があって出来上がったアルバムだとは思うけど、音楽がそこに寄っかかっていないところも尊敬しました。 宮本武蔵の「神仏を尊び、神仏を頼まず」(笑)じゃないけど、彼女をリスペクトしつつ、音楽が彼女に依存していないところに素晴らしさを感じます。 当たり前じゃんという話かもしれませんけど。 とにかく、傑作をものにしましたね。 平野啓一郎

SINGLE

AVALONのジャケット写真

AVALON

AVALON

2016/04/06 - 1 曲

  • 1
    AVALON
    渋谷慶一郎
    03:46

Available on

レーベル : ATAK

ジャンル : エレクトロニック / ポップ / TV/ドラマ/CM/映画

2016年4月4日にスタートしたJ-WAVE、春の新番組『AVALON』。毎週月曜~木曜 22:00~23:30に放送される同番組は若者だけが住む架空の街を舞台とした新感覚ラジオドラマで、松岡茉優、KenKen、満島真之介、渡辺直美が、月曜から木曜の日替わりで、ナビゲーターを務める。
同番組のテーマ曲として書き下ろされたのがこの曲「AVARON」であり、フルバージョンが配信リリースされることになった。