アーティスト情報
HyperDog"アナログの情熱を、デジタルで奏でる。"
高校・大学時代、アーティストを志して詩や曲を書き続けていた。言葉と旋律が生む情景に魅せられ、やがて音楽が人生の軸になった。友人の自主制作映画に楽曲を提供した経験は、自分の音楽が誰かの世界観を支える喜びを教えてくれた。
最初に手にした楽器はクラシックギター。弦の響きと指先の感触から、音楽の呼吸を学んだ。学生時代からオーディオにも関心があり、アナログレコードの音の奥にある温もりを追い求めてきた。ビートルズの緻密なアレンジ、吉田拓郎の等身大の言葉、T.Rexのグルーヴ感に影響を受け、音楽が文化や時代を越えることに気づかされた。
その後、ジャズにも傾倒し、テナーサックスを手にした。ジャズの自由な即興性やテンションコードの響きが、作曲スタイルに新しい色を与えてくれた。コード進行の妙、リズムの間、そして余白の美学を学ぶ中で、表現はさらに深まっていった。
近年はDAWのCubaseを使い、VOCALOIDを中心に制作している。ボーカロイドというデジタルな声に、どれだけ人間的な感情を宿せるかに挑戦している。テクノロジーと感性の融合は、自分のテーマでもある。アナログの温もりとデジタルの正確さ。その狭間で揺れる人間らしい曖昧さを描くことに、今の時代ならではの意味を感じている。
作品の根底にあるのは、いつの時代にも通じるメロディと詩の力。聴く人の記憶や心に小さな光を残せる音楽を目指している。クラシックからロック、フォーク、ジャズ、エレクトロまで、ジャンルを越えて生まれる感情の交差点が、自分の音楽の原点だ。
これからも、過去と未来をつなぐハイブリッドな表現者として、アナログの魂とデジタルの翼を両手に、心に響く音楽を作り続けたい。
出身地： 埼玉県活動開始年： 2024年